グリーンニューディールというパラダイム転換
昨日昼に、日経BP主催第4回「成長と環境を考える賢人会議」出てきました。
グーグル日本法人の村上憲郎会長の話を聞いてみたかったというミーハーな、安易な、カルイ気持ちで出かけましたが
基調講演に立った寺島実郎日本総合研究所会長・多摩大学学長・三井物産戦略研究所会長の話にショックと感動を覚え
その後は心ここにあらずでした。
寺島さんのお話はこういうものでした。
「グリーンニューディールは、IT革命を超えるか?」
80年代後半、世界には、ちょうど今と同様に、アメリカはもうだめだというアメリカ衰退論がとびかっていた。
しかし、アメリカが主導したIT革命で、蘇るアメリカとなった。
シリコンバレー伝説が生まれ、金も人材も技術も、アメリカシリコンバレーに殺到した。
IT革命=インターネット革命は、ペンタゴン発の軍事技術のパラダイム転換だった。
グリーンニューディールが、このIT革命に相当するパラダイム転換なのかどうかが
この1年間でみえてくる。
ではグリーンニューディールとは何か?
それは
EV(電気自動車)×RE(再生可能エネルギー)×IT
である。
この3要素がバランスよい相関関係を伸ばし、相乗効果をあげて発展していければ
グリーンニューディールは成功する。
EV普及と言っても、それが、石油を燃やして作った電気を使いまくるのではいただけない。
だからでRE(再生可能エネルギー)が重要だ。
RE(再生可能エネルギー)とは、太陽光発電や、バイオマス(生物由来)、風力、波力エネルギーなどである。
REはあらゆる国にとって、すべて国産エネルギーである。
REの特徴のひとつは、小型分散生成エネルギーということであり、
小口の過剰発電分を小口不足発電分に回す、Googleのスマートグリッドのような
IT技術を用いた電力ネットワークシステムが不可欠なので
ITが掛け算の要素に入るのである。
(スマートグリッドって言葉をはじめてききました。知らない人はご自分でググってください。
以上、オオウラによる表現補足がはいってますので
もしかしたら、誤解してる箇所があったらごめんなさい)
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さらに昨日夕方には麻生首相が、2020年までに日本の温室効果ガスの排出量を「05年比で15%減」とする中期目標を発表しましたね。
従来基準の90年比では8%減(外国排出枠クレジット購入含まず)は、まさに中庸、日本的な落としどころでしょうか。
12月の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)で最終的な目標値が決まりますが
少なくとも、日本の基本的立場は表明されましたから
政策(税制度含む)も各企業の事業戦略もこの方向で走り出します。
寺島さんの話を聴き、その直後に、日本が欧米を“真水(国内削減分)”で上回る目標値設定を決断したと知り
オオウラはフツフツとわが運命を、そして使命を、教えられたのでございます。
(この感慨は、オオウラの個人ブログ
「神様のアリバイ~グリーンニューディールというパラダイム転換」と
「神様のアリバイ~パラダイムシフトの時代だから滝行です」に書いてます)
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さて
グローバルグッドニュースは
「CSR3.0ファシリテーター」支援と
「日本の森を守る市民公益財団法人みんなの森」支援
をしています。
ともに、どちらかと言えば、ビジスネ本流とは言いがたい事業です。
そして今ようやく、ビジネス本流分野にも、当社がやらねばならないことがみえてきています。
RE(再生可能エネルギー)の中の、「バイオマス(生物由来)エネルギー事業」です。
人間を含めて、地球のエネルギーの根源は太陽です。
その太陽エネルギーをきわめて効率的に固定しているのが植物です。
植物には、太陽エネルギーの貯留→分解→貯留→分解という環ができています。
台風で倒れた高齢の大木は分解して二酸化炭素と水となり
そこで産み出されるエネルギーは低温の熱となって大気中に放射します。
この樹が倒れる前に人間が伐採して、貯められているエネルギーをうまく利用するのです。
森林エネルギーは、植林再生のサイクルをちゃんとしてやれば、人類に与えられた永遠のエネルギーなのです。
また、森林は、エネルギーを貯め込む以外に
セルローズのような繊維や建築に使える構造材を生産しています。
森林は、太陽エネルギーで動く、繊維製造工場であり
木材繊維製造工場です。
化石燃料の代替には使えない端材や使用済みのバイオマス(都市の木質ゴミなど)だけで当面は十分です。
産業林は産業林で、しっかりした再生計画の下に維持管理していくことになるでしょう。
「市民公益財団法人みんなの森」は、「だれもが遊べる、使える森づくり」がメインテーマですが
このように、森林を産業系の活用をメニューに加えることで、真に持続可能な循環型社会を構築することができます。
もちろん、伐った後に植林再造林をしっかりやり続けることや、エネルギーのための無理な森林伐採を市民がちゃんと監視したり、得られるエネルギー以上の経済活動を抑えるなどの
当然の前提条件はあります。
ここを忘れたら、わやでが、
日本の森林資源基盤はフィンランドやスェーデンと並んで世界トップクラスです。
しかし、木材生産量はスェーデンの1/3(1ha当たり)で
森林年間成長量の30%以下しか利用していません。
太陽エネルギーがさかんに言われますが、こうしてみると
森林エネルギーこそ、太陽エネルギーの固定化されたものだとわかります。
ここではあまり書けませんが
これまでバイオマスエネルギーを活用する効率の難点が言われてきましたが
ここにきて、この分野の、科学技術の発達には、目をみはるものがあると、
先日、株式会社森のエネルギー研究所の大場社長に教えてもらいました。
科学者たちは世界で次々にでてくる研究論文に追いまくられながら
日常を送っているそうです。
「バイオマスエネルギーで、グリーンニューディールという人類にとって価値あるパラダイム転換の一翼を担う」
これがグローバルグッドニュースの3本目の柱です。
2009 年 6 月 11 日 3:58 PM | カテゴリー:CSR, お知らせ, カーボンオフセット, プロジェクト, レポート, 大浦コラム, 市民公益財団法人みんなの森